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2025.05.16インビザラインのリテーナー完全ガイド!失敗しない選び方と夜間装着の最適解

リテーナーの種類が多すぎて、どれを選べばいいのか分からない。そんなふうに感じていませんか?

 

ビベラやエッセックス、ワイヤー型といった保定装置はそれぞれ特徴が異なり、見た目や装着感、耐久性、さらには費用面にも差があります。「夜だけ装着で本当に大丈夫?」「後戻りしないのはどれ?」といった疑問を持つのは当然です。特にマウスピース矯正後の保定では、装置選びが将来の歯並びの安定性に直結します。

 

この記事では、リテーナーの違いを専門的に比較し、あなたに最適な夜間装着向け保定装置がどれかを明確に導きます。最後まで読むことで、見た目・効果を納得した上で選ぶための判断基準が手に入ります。今後の歯列の安定と再治療リスクの回避のためにも、ぜひチェックしてみてください。

 

インビザラインのリテーナーは夜だけで本当に大丈夫?

夜だけ装着でも後戻りしないケースとその条件

インビザラインの治療を終えた後にリテーナーを夜間だけ装着することが許可されるケースは、すべての患者に当てはまるわけではありません。夜間だけの装着であっても、歯並びの安定が確実に得られていることが前提条件になります。

 

インビザラインによる矯正治療は、歯の位置を段階的に動かしながら理想的な歯列に整えるものですが、治療後の歯は「元の位置に戻ろう」とする性質があります。これを「後戻り」と呼びます。後戻りを防ぐために必ず保定期間が設けられ、この期間にリテーナーを装着することで歯列の安定を図ります。

 

特に以下の条件が揃っていると、夜間のみのリテーナー装着が許容されることがあります。

 

リテーナーを夜だけ装着しても後戻りのリスクが極めて低いと判断される条件を以下のように整理できます。

 

条件 内容
治療完了からの経過期間 治療終了から少なくとも6か月以上が経過していること
歯列の安定度 歯の位置が診療ごとに変化しておらず、一定期間安定していること
保定装置の種類 マウスピース型(ビベラなど)や固定式ワイヤー型を適切に使い分けていること
装着時間の遵守 治療直後のフルタイム装着(20時間以上/日)を指示通り行っていたこと
歯科医師の判断 専門の矯正歯科医が「夜間装着のみでも十分」と判断していること

 

このように、夜間装着だけで問題ないとされるには、歯列がしっかりと骨や周囲組織に固定され、後戻りの兆候が見られない状態であることが必要不可欠です。

 

患者によっては、リテーナーの装着時間が短くなると違和感や「きつい」といった感覚が出てくることがあります。これは装着時間の減少により微小な後戻りが始まっているサインかもしれません。このような兆候に気づいた場合は、自己判断で放置せず、すぐにかかりつけの歯科医に相談する必要があります。

 

また、インビザラインのリテーナーで多く使われる「ビベラ」は、夜間専用に適した構造であるため、日中の装着が難しい生活スタイルの患者にとっては最適な選択肢となることもあります。ただし、どの装置を使うかによっても保定力に差があるため、リテーナーの種類ごとの特性を理解し、適切な選択をすることが求められます。

 

夜間装着が認められる患者の多くは、次のようなパターンを経て移行しています。

 

  1. 治療直後から約6か月間は22時間以上のフルタイム装着
  2. その後、1日12〜16時間の装着に徐々に移行
  3. 歯列が安定していると判断された場合、夜間のみの装着へと切り替え

 

こうしたスケジュールを厳密に守ることが、後戻りを防ぎ、夜間装着だけで済ませられる鍵になります。

 

いずれにしても、「夜だけでいいと言われた」という理由で自分の判断で切り替えるのは危険です。歯の動き方や顎骨の状態、生活習慣によってもリスクは変わるため、必ず担当の矯正歯科医と相談しながら判断しましょう。

 

自己判断の危険性と歯科医師の指導の重要性

リテーナーの装着方法において最も避けるべきことは、自己判断による装着時間の短縮です。特に「夜だけでいいと言われたから」「面倒だから昼間は外す」という安易な理由でフルタイム装着から夜間装着に移行してしまうと、歯列が後戻りするリスクが高まります。

 

自己判断によるリスクは以下のような点に現れます。

 

  • リテーナーが合わなくなる
  • 装着時に痛みが出る
  • 歯とリテーナーの間に隙間が生まれる
  • 歯ぎしりや噛み合わせがズレる
  • 明らかな歯列の崩れが見られる

 

これらの兆候は「後戻りが進行しているサイン」です。特にリテーナーを1日でもサボると、歯は元の位置に戻ろうとします。「リテーナーを1日サボると3日分戻る」と言われるほど、歯の移動は早く、リスクが高いことが知られています。

 

一部の患者がSNSなどで「夜だけで十分だった」と語っているケースもありますが、これはあくまでその人の症例・生活スタイル・骨格条件によるものであり、誰にでも当てはまるものではありません。

 

矯正治療は「歯を動かすフェーズ(アライナー)」と「位置を維持するフェーズ(リテーナー)」の両方で初めて成功します。特に保定期間は治療成果を長く保つために最も重要な時期です。歯科医師の指示を守らずに装着を怠れば、数ヶ月の保定の失敗で何年もかけた矯正が台無しになる可能性があります。

 

日本矯正歯科学会の指針でも、リテーナーの使用方法や期間については「担当歯科医師の判断を基準とすべき」と明記されており、個々の判断での装着方法変更は強く戒められています。

 

以下に、リテーナー装着に関する指導の有無によるトラブル傾向をまとめました。

 

装着管理 結果 トラブル例
歯科医師の指導に従った場合 歯列が安定し、後戻りが見られない 特になし
自己判断で夜間装着へ切り替えた場合 後戻り・噛み合わせのズレ・リテーナー不適合 装着時の痛み、見た目の変化、再治療の必要性

 

また、患者側が自己管理しやすいように、最近では「アプリ連動のリテーナー使用記録ツール」なども登場しており、歯科医師がリモートで管理・指導できるケースも増えてきました。これらを活用することで、夜間装着へ移行するかどうかの判断がより正確に行えるようになります。

 

結論として、「夜だけでいいかどうか」は患者が決めるものではなく、あくまでも医師の診察と検査によって決定されるべきです。生活スタイルや本人の希望を伝えつつも、最終判断は専門的な視点に委ねることで、後戻りのリスクを最小限に抑え、治療成果を最大限に保つことが可能になります。

 

リテーナーを夜だけにしたら「きつい」と感じた時の対処法

「きつい」「痛い」など装着時の違和感の原因

リテーナーを夜だけの装着に切り替えた途端、「きつい」「痛い」「違和感がある」といった感覚を訴える患者は少なくありません。これはリテーナーが合わなくなったという単純な問題ではなく、複数の要因が重なり合って発生することが多いため、正確な原因の特定と対処が必要です。

 

まず第一に考えられるのが、装着時間の不足による歯の微細な移動です。リテーナーは、歯列を固定するための装置であり、1日あたりの装着時間が短くなると、歯は少しずつ元の位置に戻ろうとします。夜間装着への切り替え初期は、1日の装着時間が8時間未満になると、リテーナーを装着した際に違和感や圧迫感、さらには軽度の痛みを感じやすくなります。

 

次に、リテーナーの変形や摩耗も原因として挙げられます。マウスピース型のリテーナー(ビベラ、エッセックスなど)は、長期間使用することで微細な変形を起こしたり、噛み合わせの圧力により変形・削れが生じたりします。これにより、本来の歯列と一致しないフィット感となり、「きつい」「当たる」といった違和感を引き起こします。

 

また、リテーナーの清掃不足洗浄剤の使い方の誤りも、装着時の異物感や痛みに影響する場合があります。特に食物残渣やバクテリアが内部に蓄積していると、歯肉や粘膜への刺激が強まり、装着初期に「チクチクするような不快感」が出ることがあります。洗浄には専用の洗浄剤を使い、1日1回は最低限行うことが推奨されています。

 

さらに、夜間のみの装着では日中の歯列への無意識な負担も影響します。たとえば、食いしばりや歯ぎしりの癖がある人は、リテーナー非装着時間帯に歯へ大きな力が加わることで歯列が微妙にズレ、その結果として夜間に装着したときの圧力が増して「きつい」と感じることになります。

 

装着時の違和感の主な原因と対応

 

主な原因 詳細 推奨対策
装着時間の不足 歯が微妙に動き、リテーナーとズレる 一時的に装着時間を延長する
リテーナーの変形 摩耗や噛み締めによる変形 歯科で再調整または再作製
清掃不足 細菌や汚れによる刺激 毎日専用洗浄剤で清潔に保つ
歯ぎしり・食いしばり 無意識下で歯に負荷がかかる 医師相談の上でナイトガード併用
保定期間中の自己判断 医師の指示前に夜間装着へ移行 医師に相談しスケジュールを見直す

 

リテーナーを夜間装着に切り替える際は、「きつさ」や「痛み」を単なる慣れの問題と捉えるのではなく、それが後戻りの初期サインである可能性も常に念頭に置くべきです。違和感を感じたら、装着時間を1〜2時間延ばして様子を見る、もしくは数日間だけフルタイム装着に戻して歯列を再安定させるという対応が現実的で効果的です。

 

また、頻繁に「きつい」と感じる場合には、リテーナーが既に適合していない可能性もあるため、医師による診断のもと再作製を検討すべきです。特に、装着時に歯が痛む・リテーナーが完全に入らない・歯の位置が目で見て変わったという場合は、すでに歯列が後戻りしている可能性が高く、迅速な対応が求められます。

 

後戻りしかけのサインを見逃さないポイント

リテーナーの装着を夜間だけに切り替えた患者にとって、最も注意すべきは「歯列の後戻り」です。後戻りは非常にゆるやかに、そして自覚のないまま進行することが多いため、初期の兆候を見逃さずに発見することが、矯正後の美しい歯並びを維持する鍵になります。

 

以下は、後戻りの可能性を示す主なサインです。

 

  1. リテーナーの装着が「きつい」と感じる日が増えてきた
  2. リテーナーが完全に装着できず途中で止まる
  3. 装着後に違和感がある場所が日によって変わる
  4. 鏡で見ると前歯や犬歯の位置が少しずつズレている
  5. 噛み合わせが左右でずれてきたように感じる
  6. 話すときに発音がしづらくなった
  7. 歯の裏側に違和感や舌ざわりの変化を感じる

 

これらのサインは、リテーナーが本来の位置にフィットしなくなっている証拠です。特に「装着できない」「圧迫感が強い」「痛みを伴う」といった変化が現れた場合は、歯が確実に移動していると考えられます。

 

後戻りが起きる原因としては、装着時間の短縮や装着頻度の低下が最も多く、特に夜間装着だけにしてから3か月以内に後戻りの兆候が見られるケースが多く報告されています。

 

また、患者自身の生活習慣の中で、以下のような行動も後戻りリスクを高めます。

 

  • 食事中に片側ばかりで噛む
  • 姿勢が悪く頬筋や舌の使い方が不自然
  • 歯磨きやリテーナーの清掃を怠る
  • 就寝時間が短く装着時間が不足している

 

こうした行動は、リテーナーの効果を阻害し、知らず知らずのうちに歯列を不安定にしていきます。

 

後戻りしかけたと感じたら、まずはリテーナーの装着時間を増やすことが重要です。1日10時間以上を目標にし、3~5日間継続して様子を見てください。症状が改善しない場合は、必ず矯正歯科を受診し、歯列状態の確認と必要に応じた再調整や再作製の相談を行うことが推奨されます。

 

リテーナーの使用中にありがちな“後戻りサイン”と初期対策

 

サイン 状況 対策
リテーナーがきつくて入らない 歯の動きが進行 一時的に装着時間を増やし、医師に相談
前歯に違和感や隙間が出てきた 歯列がわずかにズレている 装着時間を延ばし、再スキャン検討
左右の噛み合わせがズレる 咬合バランスの崩れ 噛み癖の見直しと矯正歯科での調整
歯列の形に違和感がある 日常生活の影響 定期検診の頻度を上げる、生活習慣改善

 

後戻りを完全に防ぐことは難しいものの、早期発見と適切な対処によって、ほとんどの場合は再治療を避けることができます。リテーナーは単なる「予防ツール」ではなく、矯正治療の「延長線上にある治療装置」であることを認識し、日々の使用と管理に対する意識を高く持ち続けることが、美しい歯並びを長く保つ秘訣です。

 

リテーナーは一生使う必要があるの?長期保定の考え方

矯正後の歯の安定と年齢別の保定方針

矯正治療が完了した後、リテーナーをどの程度の期間使用するべきかは、多くの患者にとって最も気になるポイントの一つです。特に「夜だけ装着でよいのか」「いつまで続ければよいのか」「年齢によって違いがあるのか」といった疑問は多く寄せられます。ここでは、歯の安定化に必要な期間と、年代別に異なる保定の指針について詳しく解説します。

 

まず、矯正直後の歯は非常に不安定な状態です。矯正治療により移動した歯は、歯槽骨や歯周靭帯が新たな位置に順応するまで一定の「定着期間」が必要です。この期間を支えるのが「保定装置(リテーナー)」です。装着せずに放置すれば、歯は元の位置に戻ろうとする「後戻り」が発生し、美しい歯列が崩れてしまうリスクが高まります。

 

年齢別にみる保定の基本方針

 

年齢層 骨や歯列の安定性 保定の必要期間 特記事項
10代前半 成長期で骨が柔らかい 3〜5年が目安 成長により後戻りしやすい
10代後半〜20代 骨が成熟し安定し始める 5年以上または一生 親知らずの影響も考慮
30代以降 骨が安定しているが変化も起きやすい 一生装着が推奨されることも 歯周病のリスクも加味
高齢者 骨密度や歯肉状態が影響 ケースによる 定期検診と併用が重要

 

特に成人矯正の場合、骨の成長が止まっているからといって「保定期間が短くてよい」というわけではありません。むしろ、加齢により歯槽骨の吸収が起こりやすくなり、歯の動揺が発生しやすいため、長期的な保定が必要になる傾向にあります。

 

また、リテーナーの装着スケジュールも個人差がありますが、矯正後1年間は「フルタイム装着(1日20時間以上)」が基本とされています。その後、徐々に装着時間を夜間のみに減らしていく段階的移行が理想的です。

 

リテーナー装着スケジュールの目安(矯正完了後)

 

期間 推奨装着時間 コメント
1〜6か月目 フルタイム(20〜22時間) 食事・歯磨き以外の時間は装着
6か月〜1年目 徐々に減少(16時間程度) 夜間+昼間の数時間を併用
1年以降 夜間のみ(8時間前後) 違和感や後戻り兆候がないかを確認
2年以降 夜間装着継続または医師判断 1日おきや週数回への移行も医師判断による

 

患者の生活スタイルや職業、年齢によって保定方法はカスタマイズされます。たとえば、接客業でマウスピースが見えるのを避けたい場合は夜間装着中心に、睡眠時間が短い人には早朝や帰宅後の補完装着が提案されることもあります。

 

歯列矯正は「治療が終わったらそれで終了」ではなく、その後のリテーナー管理までを含めて“完了”といえます。どのような年齢であっても、歯の安定には一定の時間が必要であり、年齢に応じた保定方針に基づく装着計画が極めて重要です。

 

なぜ「一生装着」が推奨されることがあるのか?

矯正治療を終えた多くの人が直面する疑問に、「リテーナーは一生つけなければならないのか?」というものがあります。結論から言えば、「見た目の歯並びを長期的に安定させたいのであれば、リテーナーは一生装着する方が望ましい」と考えられています。

 

この考え方の背景には、歯は一生動き続ける組織であるという事実があります。加齢や噛み癖、歯ぎしり、食生活、姿勢など、日常生活のさまざまな要素が歯列に影響を与えるため、たとえ矯正治療で理想の歯並びを得たとしても、何も対策をしなければ少しずつ変化が起こってしまうのです。

 

特に、以下のようなケースでは「一生装着」がより現実的な選択となります。

 

  • 歯列がもともと乱れていた程度が強い
  • 下の前歯が重なりやすい歯並び
  • 舌癖や口呼吸などの習癖がある
  • 歯周病の既往がある
  • 親知らずが未抜歯で歯列に干渉するリスクがある

 

さらに、歯の後戻りは短期間で進行することもありますが、多くの場合は数年単位で徐々に進むため、変化に気づかないままリテーナーが合わなくなるケースも少なくありません。

 

リテーナーを一生装着することの利点と現実的な運用法

 

項目 内容
安定性の維持 歯並びを常に理想状態で維持できる
長期的コストの抑制 再矯正のリスクを下げ、追加治療費を抑える
自信のある笑顔の継続 社会人やシニア世代でも印象アップに貢献
装着のストレス軽減 夜間だけの装着で済むため日常生活に支障が出ない
習慣化しやすい 歯磨きと同じように日常のルーティンにしやすい

 

「一生装着」といっても、実際には夜間のみの装着が一般的です。多くの患者は寝ている間に装着することで、日中の生活に影響を与えることなく保定を続けています。

 

注意すべき点として、リテーナーは定期的に交換・再作製が必要です。マウスピースタイプであれば1〜3年に一度、ワイヤータイプであれば破損やゆるみが見られた際に、適切なタイミングで新調する必要があります。費用についても、1枚数千円〜1万円台と比較的安価であるため、「再矯正にかかるコスト」と比較すれば経済的ともいえます。

 

医師の指示を無視してリテーナーの装着を中断することで、後戻りが進行して再度ワイヤー矯正やインビザライン治療が必要になることもあるため、軽視は禁物です。歯列維持の「保険」としてのリテーナーの役割を理解し、可能な限り長期装着を心がけることが、美しく整った歯並びを一生守る最良の方法といえるでしょう。

 

リテーナーの装着時間は1日何時間?夜だけにする前の指標

保定初期の推奨時間と段階的な短縮の流れ

矯正治療が完了した後、多くの患者が次に直面するのが「リテーナーの装着期間と時間」についての疑問です。とくにインビザラインなどマウスピース型矯正を経験した方にとって、リテーナー(保定装置)の使用は治療の仕上げとも言える重要な工程となります。装着時間の目安を理解しないまま保定を開始してしまうと、後戻りや不快感、予想外のトラブルにつながるリスクがあります。

 

保定初期における装着時間の目安は、一般的に「1日20時間以上」が推奨されています。これはマウスピース矯正と同様に、食事や歯磨き時以外は常に装着するレベルを意味します。歯列は矯正直後、非常に不安定で、歯根膜や周囲組織がまだ新しい位置に適応していないため、後戻りの可能性が高いためです。

 

以下に保定期間中の装着時間の変化を示した表を掲載します。

 

保定段階 装着推奨時間(目安) コメント
初期(〜3か月) 1日20〜22時間 食事と歯磨き時以外は常時装着が望ましい
中期(4〜12か月) 1日16〜18時間 日中の装着を減らしていくが就寝中は必須
安定期(1年〜2年) 1日8〜10時間 夜間中心の装着でもOK。後戻り兆候に注意
長期保定(3年以降) 夜間のみ(6〜8時間) 歯並びが安定すれば夜間装着で維持が可能

 

このように、装着時間は歯の安定度に応じて段階的に短縮されるのが一般的です。しかし、個人差が大きいため、すべての患者が同じスケジュールで進められるわけではありません。特に以下のような条件に該当する方は、装着時間をより長く保つことが推奨されます。

 

  • 歯の移動量が大きかった
  • 噛み合わせのズレが強かった
  • 年齢が30代以上
  • 歯周組織の健康状態に不安がある

 

また、ワイヤー矯正とインビザライン矯正では保定の戦略が若干異なることもあります。インビザラインは治療自体がマウスピース型のため、患者が装着に慣れており、リテーナー移行もスムーズに行える傾向があります。その一方で、保定中の「自己判断による装着時間の短縮」は後戻りリスクを高めるため、必ず歯科医師の指示に従いましょう。

 

最後に、リテーナーの種類によって装着時間の管理も異なります。以下にタイプ別の特徴を簡潔にまとめます。

 

リテーナーのタイプ 特徴 装着時間の管理
ホータイプレテーナー ワイヤーとレジンで作成。固定力が高い 指示された時間を守る必要あり
クリアタイプ(エッセックス) 見た目が目立たずインビザラインと似た感覚 1日装着時間の管理がしやすい
固定式リテーナー 歯の裏側にワイヤーを接着。取り外し不可 装着時間管理不要だが定期検診が必要

 

このように、保定初期のリテーナー装着時間は治療効果を安定させるための大切な基準となります。歯科医師との綿密な相談をもとに、ライフスタイルや歯の状態に合わせて柔軟にスケジュールを調整することが、後戻りを防ぎ理想的な歯並びを保つ鍵になります。

 

夜間装着での最低必要時間と効果の差

リテーナーを夜だけに切り替えたとき、最も多い質問の一つが「1日何時間つければ効果があるのか?」という点です。装着時間が短くなりすぎると、せっかく整えた歯並びが少しずつ崩れてしまう「後戻り」のリスクが高まります。これはとくにインビザラインなどのマウスピース矯正経験者に多く見られる傾向です。

 

一般的に、夜間装着で推奨される最低時間は6〜8時間とされています。この時間は、就寝時にリテーナーを着け続けることで歯を固定し、日中の軽微な歯の移動を防ぐために必要な保定時間です。特に睡眠中は口腔内の筋圧や歯ぎしりなど、無意識な動作が発生するため、リテーナーが歯並びの保持に役立ちます。

 

下記の表に夜間装着における時間とリスクの関係性をまとめました。

 

装着時間(1日) 保定効果 リスク
8時間以上 高い保定効果を維持可能 低リスク
6〜7時間 多くの症例で効果を実感可能 軽度の後戻りの兆候が出る可能性あり
5時間以下 保定効果が不十分となる場合あり 後戻りや噛み合わせの変化が出やすい

 

特にリスクを抑えたい方は、リテーナーの清潔な保管・管理も重要です。汚れたリテーナーを長時間装着していると、口腔内環境が悪化し、歯周病や口臭の原因になることもあります。以下のような管理を徹底することで、装着時間の質を高めることが可能です。

 

リテーナー装着時に守るべき基本管理

 

  • 洗浄剤を使って毎日洗浄する
  • 装着前後の歯磨き・口腔ケアを徹底する
  • ケースに入れて保管し紛失・破損を防止
  • 必ず指示された時間以上を守る

 

また、患者のライフスタイルによって装着時間を調整する柔軟性も求められます。たとえば、夜勤などで睡眠時間が昼夜逆転している方の場合、「夜間装着」という概念を時間帯でなく「連続装着時間」として置き換えることで、実質的な保定効果を維持できます。

 

ただし、こうした調整は自己判断せず、必ず矯正担当の歯科医師と相談のうえで行うことが重要です。保定装置はあくまで歯の安定を守るための補助装置であり、「夜だけで大丈夫」という判断には正確な診断と経過観察が不可欠です。

 

保定期間は、見た目の歯並びが整っているだけでは完了とはいえません。内面的な歯の根や周囲組織の安定を十分に確認したうえで、夜間装着への移行や、装着時間の見直しを進める必要があります。これにより、将来的な再矯正のリスクを大幅に抑えることができるのです。

 

まとめ

インビザラインの治療が終わった後、どのリテーナーを選ぶかは、将来の歯並びの安定を大きく左右します。特に夜間装着が前提となる場合、その快適さやズレにくさ、後戻りの防止効果は無視できません。

 

ビベラリテーナーはインビザライン公式の保定装置として高評価を得ており、破損しにくく長持ちしやすい設計が特徴です。一方で、エッセックスタイプは軽量でコストを抑えられる点がメリットですが、厚みが薄く耐久性にやや課題があります。そしてワイヤー型は装着感や見た目の面で敬遠されがちですが、固定力が高く、長期保定において安定感のある選択肢です。

 

「どれが最適か分からない」「後悔したくない」と迷う方こそ、歯科医師の指導を受けつつ、自分のライフスタイルや予算に合った保定装置を選ぶことが重要です。中でも夜間装着を前提とした場合には、長期的な安定と快適性を両立できるリテーナーを選ぶことで、再治療のリスクや不要な費用を抑えることにつながります。

 

治療完了後こそが、矯正の真のスタート。後戻りを防ぐための最善策として、リテーナー選びには妥協しない判断をしていきましょう。

 

よくある質問

Q. 夜間装着だけで本当に歯並びは維持できますか?

 

A. 治療完了から歯並びが安定するまでの保定期間には個人差があり、夜間装着のみでの保定が可能になるのは、矯正終了から最低でも6カ月から1年程度が目安とされています。保定初期は1日20時間以上の装着が必要で、段階的に夜間装着へと移行していく形になります。歯並びが不安定なまま装着時間を短くすると、後戻りのリスクが高まり、リテーナーが合わなくなる原因となるため、歯科医師の判断を必ず仰ぐことが重要です。

 

Q. リテーナーの費用はどれくらいかかる?高いものと安いものの違いは?

 

A. リテーナーの種類によって価格帯は大きく異なります。ビベラリテーナーは上下セットで約5万〜8万円と高額ですが、3〜4組が一括で用意される点や高耐久性を考慮すると長期利用向きです。エッセックスリテーナーは約1万〜3万円程度と安価ですが、破損や変形しやすく、数カ月ごとの交換が必要になることもあります。ワイヤー型リテーナーは2万〜5万円程度で、固定式のため紛失や装着忘れのリスクが低いことが特徴です。目的やライフスタイルに合わせた選定が費用対効果を高めます。

 

Q. 後戻りが起きた場合、再治療にはどれくらいの時間と費用がかかりますか?

 

A. 軽度の後戻りであれば、追加のマウスピースで対応できる場合もあり、その費用は3万〜5万円ほどが目安です。ただし、後戻りの度合いが大きいと再びフルコースの矯正治療が必要になる可能性があり、その場合は再度30万〜90万円ほどの費用が発生することもあります。さらに治療期間も数カ月〜1年以上かかることが多く、時間と費用の損失は無視できません。リテーナーの装着時間を守ることで、こうした再治療を防ぐことができます。

 

医院概要

医院名・・・海岸歯科室 CHIBA STATION

所在地・・・〒260-0031 千葉県千葉市中央区新千葉1-1-1 ペリエ千葉6F

電話番号・・・0120-087-318


〒260-0031 千葉市中央区新千葉1-1-1
ペリエ千葉6F
0120-087-318

043-202-0555

診療時間
09:00~19:00
休憩時間 13:00~14:30
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休憩時間 13:00~14:30